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多様な働き方制度導入企業インタビュー

多様な働き方制度導入企業インタビュー

制度を整えるだけではなく、活用できる雰囲気づくりも進めたい
松本日産自動車株式会社
1954(昭和29)年に創立された松本日産自動車。
県中南信地域を営業エリアとして、地域社会に密着した販売・サービス活動を展開しています。
建て替えたばかりの松本店・本社ビルで、執行役員の長澤拓真さんに伺いました。
  • 従業員だけではなく、支えてくれる家族も大事に

    当社では、お客様に多くの満足を提供するためには、まずは働いている人たちが満足を感じる必要があると考えています。そして働いている人だけではなく、周りで支えてくれる家族も大事にしたいという思いから、従業員の家族も含めた福利厚生を充実させています。人間ドックやインフルエンザ予防接種の費用の補助のほか、2019年度から永年勤続節目旅行として、勤続10年、20年、30年の節目を迎えた正社員に対して、旅行補助を実施。家族で旅行に出掛けた、久しぶりに夫婦で海外でのんびりした、という人も多く、大変好評です。

    出産する際に退職してしまう人を減らすために、復職を後押しする制度も整えてきました。しかし、子どもと過ごす時間を作りたくても、ショールームは土日が忙しいので休みを取ることを躊躇してしまう、という声もあります。せっかく制度があっても実際に使う人が増えなければ意味がありません。必要なときに制度を活用できるような雰囲気づくりを日頃から心掛けています。個々にヒアリングをして、どんな悩みがあるのかを把握。解決のために何ができるか、本人はもちろん、周囲の人も納得できるような形を一緒に模索しています。

    執行役員・長澤拓真さん
  • できるところから、オンライン化を

    当社の店舗は、北は大町市、南は飯田市にあります。店長が一堂に会するとなると移動時間が往復で3時間以上かかることも。以前からウェブ会議については検討していましたが、コロナ禍で一気に導入が進みました。これをチャンスと捉え、次のステップとしてテレワークを活用し、育児休暇中や復職直後などに会社以外でも仕事ができる環境を整えたいと思っています。営業職では難しい部分もありますが、オンライン化が向いているところから徐々に取り入れていきたいです。

    2020年12月、新社屋と松本店ショールームが完成しました。キッチン付きのリフレッシュルームは、ガラス張りで北アルプスの山々が望めるほか、ビリヤードや卓球、エアホッケーも楽しめます。社員が体を動かしたり、交流を深めたりできるような場になってほしいと思っています。

    キッチン付きのリフレッシュルーム