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多様な働き方制度導入企業インタビュー

多様な働き方制度導入企業インタビュー

「社員と家族の喜び」を大切に。世代を越えて支え合う職場づくり
株式会社都筑製作所
株式会社都筑製作所は1944(昭和19)年創業。大手自動車・建設機械メーカーの部品の製造を手がけ、多様化する「ものづくり」ニーズに応えるソリューションを提供しています。管理部総務課課長・織間恵太さん、同課総務Gr主任・宮坂万里子さん、同課総務Grチーフ・前川匠さんにお話を伺いました。
  • 役割を明確にした研修と、心と体の健康づくり

    織間さん
    社員研修として10年ほど階層別教育を続けてきましたが、成果が見えにくいという課題がありました。そこで昨年、人事制度を見直したのに合わせて内容を刷新。年齢や役職ごとに会社が期待する役割を明確にし、その役割を果たすためにはどうするべきかを考え、学べるようにしました。1年間の取り組みは、自己評価と上司からの評価で振り返ります。外部の研修会社の力も借りながら、社会のトレンドを取り入れるようにしています。

    宮坂さん
    当社は、基本方針のひとつに「社員と家族の喜び」を掲げています。社員が元気に働けることは本人にとっても家族にとっても幸せなことと考え、健康面のサポートに力を入れています。定期健康診断では、年代や性別に合わせて必要ながん検診を追加し、全額会社負担で行っています。再検査が必要な社員には、期限を決めて必ず受診をお願いしています。
    心の健康については、毎年ストレスチェックを実施しています。結果をもとに職場分析を行い、環境改善につなげるための研修を実施しています。管理職には、部下の不調を早く見つけ、適切に対応するための研修も受けてもらっています。管理職は年3回、社員一人ひとりと面談をしているので、研修で学んだことをコミュニケーションに活かしてもらっていると思います。

    前川さん
    私は年代でいえば「若手」かもしれませんが、後輩を指導する立場でもあり、総務課では研修などを企画する側でもあります。上の世代と若い世代の間にいる、少し微妙な立ち位置かもしれません。世代によって考え方が違うのは当然だと思います。TSUZUKI行動要件のひとつでもある、お互いの立場を理解し、リスペクトし合うことを心がけていきたいです。

    (左から)管理部総務課課長・織間恵太さん、同課総務Gr主任・宮坂万里子さん、同課総務Grチーフ・前川匠さん
  • 育休も再雇用も。どの世代も安心して働き続けられる会社へ

    前川さん
    昨年5月に、産後パパ育休を1か月間取得しました。子どもが生まれることになり、上長に相談したところ、すぐに理解してもらえました。出産が予定日より遅れたときも柔軟に対応してもらえて、本当に助かりました。育休を取って実感した気持ちを知る人が1人でも増えれば、取得しやすい雰囲気が広がり、男性の育休も「当たり前」になっていくと思います。
    そのためには、まず制度を知ってもらうことが大切です。当社には、就業規則の大切な部分を絵や図で分かりやすくまとめたガイドブックがあり、入社時に全員に配られます。総務課では、このガイドブックの育児休業のページを見やすく改めたり、社員の目に留まる場所に掲示したりして、取得を後押ししています。

    宮坂さん
    当社の定年は60歳で、65歳までは希望者全員を再雇用しています。65歳以降も、一定の基準を満たせば70歳まで働くことができます。再雇用には3つのコースがあり、それぞれの働き方に向けて早めに準備をしてもらえるよう、55歳以上の社員を対象に定年退職セミナーを開いています。再雇用後に新たな活躍をしている社員の一人として、自身の資格や経験を生かして、社員の技能検定に向けた勉強会の実施や海外の技能実習生の検定指導を担ってくれている方もいます。もともと教え方が上手だと高評価の社員で、本人もやりがいを感じながら取り組んでいます。
    また今年10月、32年ぶりに作業服を新しくしました。幅広い年代の社員にアンケートを取り、1年かけて準備を進めました。夏場は涼しく過ごせるようポロシャツに変更し、ポケットを増やしたり、安全のために反射材を付けたりして、細部にもこだわっています。社員にも好評で、職場に活気が出てきたと感じています。

    織間さん
    社内の自治メンバーが中心となって、都市対抗野球の応援や、家族も参加できるお祭り、ボウリング大会などのイベントも開いています。ここ数年の新入社員はコロナ禍でこうした経験が少ないので、楽しみ方をどう伝えるか、先輩たちも工夫しているところです。
    今の20代、30代は、仕事へのモチベーションも働き方も多様です。今後は子育て世代も含めて、若い世代が安心して働ける仕組みを、社員の意見を聞きながら考えていきたいと思っています。「この会社でよかった」と思ってもらえる会社でありたいですね。

記事公開日:2026.11.04
インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。