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多様な働き方制度導入企業インタビュー

多様な働き方制度導入企業インタビュー

子育て世代と、親の介護が必要な世代が、互いに支え合えるように
小林建設工業株式会社
小林建設工業株式会社は1912(大正元)年創業。石材業から出発して、現在は道路、下水道など公共工事を中心に土木建築工事を幅広く手がけています。社長の小林俊司さん、専務取締役の須田聡さん、常務取締役の秋山賢也さん、技術部の西澤春樹さん、掛川楓さんにお話を伺いました。
  • これまで取り組んできたことを明文化し、制度として整える

    小林さん
    「職場いきいきアドバンスカンパニー」の認証を申請するきっかけになったのは、入札参加資格審査における優遇です。とはいえ、そのために新たに何かを始めたわけではなく、それまでに取り組んでいたことを、制度として明文化しました。子の看護等休暇・介護休暇の時間単位取得を規程に明記したり、研修計画の対象者の見直しを行ったりと、制度を実際に即したものにブラッシュアップしました。
    休日については、現在は年間110日を確保しており、125日を目指しています。祝日も極力休むよう呼びかけていますが、建設業は雨天で現場が止まると土曜日に振り替えざるを得ないこともあり、業界全体での取り組みが必要だと感じています。発注者への理解を求めながら、日給月給制から月給制への移行も視野に入れて、今まさに改革を進めている最中です。育児休業については一昨年、男性社員が2人同時に取得することになったときは少し驚きましたが、「いよいよ我が社にもそういう時代がきたか」と感慨深くもありました。

    秋山さん
    子の看護等休暇の時間単位取得に加え、小学校就学前の子どもを持つ社員が時差出勤や月10日までテレワークを選択できる制度も導入しています。当社の社員は、20~30代の若手と、50代のベテランといった構成です。介護休暇も時間単位で取得できるようにしていますが、今後、子育て世代の社員と、親の介護を迎える50代以上の社員が互いに支え合えるようにしていければと思っています。

    須田さん
    現場の人員配置や有給の調整は、私が中心になって行っています。建設現場はその日の状況によって動きが変わるため、ルールで一律に縛ることが難しい部分もあります。そのため、現場同士のコミュニケーションを大切にしながら、お互いに融通し合える体制を意識しています。人員が足りない現場には人を配置して、余裕がある時にはしっかり休んでもらう。柔軟に動けるようにしておくことが、結果的に休みを取りやすい環境につながるのではないでしょうか。

    (左から)社長の小林俊司さん、常務取締役の秋山賢也さん、専務取締役の須田聡さん
  • 若手の声にも耳を傾けてくれる環境。期待に応えようと頑張れる

    西澤さん
    最初はあまり考えていなかったのですが、双子が生まれると分かり、さすがにこれは無理だと思い、育休を取得することにしました。始めは3カ月で申請して、最終的には5カ月間。会社の方で柔軟に対応してくれました。現在は子どもの看病で有給を使うこともありますが、必要な時に休めている実感があります。
    私が入社したのは10年ほど前ですが、一番変わったと感じるのは休日が増えたことです。当時はまだ土曜日に出勤していたので、週休2日になったことは良かったです。この先、祝日も計画的に休めるようになったら、3連休も取れるようになるのでありがたいですね。

    掛川さん
    私は妊娠中にパートとして働き始め、出産を経て子どもが1歳になったタイミングであらためて正社員として就職しました。もともと建設の仕事に興味があり、現在は現場管理とICT関連の業務を担当しています。当社は新入社員から管理者層まで、階層別・職能別に多彩な研修があり、計画的に学ぶことができます。資格取得補助制度や取得後の手当支給もあり、私も施工管理技士2級に合格し、現在は1級取得に向けて実務経験を積んでいるところです。
    育児をしながら働く上で助かっているのが、子どもの体調が悪い時などに在宅勤務ができることです。現場が主体の仕事柄、リモートワークがなじむ場面は限られますが、必要な時に使えるという安心感は大きいです。
    一昨年に事務所が新しくなり、ユニフォームも一新して現在は新旧どちらか選んで着られるようになりました。特にユニフォームについては熱望していたので(笑)、良かったです。職場環境や服装といった細かいところが整っていくことは、これから入社する人へも大きなメッセージになると思っています。

    技術部の西澤春樹さん
記事公開日:2026.07.29
インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。