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多様な働き方制度導入企業インタビュー

多様な働き方制度導入企業インタビュー

常に変革しようとする会社になるために
ホクト株式会社
  • 多様な働き方を推進するために、どのような取り組みを行っていますか?

    当社は現在、社員は意見やアイデアを発信しやすく、常に変革しようとする会社にするために活動を進めています。2015年からは社内の「言える化、聞ける化」の浸透を目標とし、各部署のリーダーを対象にコミュニケーション研修を実施。「リーダーが変われば組織が変わる」という考えの下、部下とのコミュニケーション方法を学び、社内の政策や制度などにも幅広い意見が取り入れられるようになりました。これまで上からの指示で動いていた社員は積極的になり、自然と意見が上がってくるボトムアップ体制へと変わりました。
    また、近年はワークライフバランスの充実向上に力を入れています。女性も男性も、育休が取りやすい環境づくりを行い、育休は法定どおりですが、女性については100%が利用し職場復帰を果たしています。男性の利用はまだ少ないですが、まずは案内文を送るなど、1年間の休業だけでなく、奥さまの出産後または退院後の何日かだけの利用も可能であることを知ってもらえるような活動を行っています。また、企業内に保育園の設置を計画しましたが、見送ることになり、2019年に近隣の保育園と利用計画を結んで、育休後も復帰しやすい環境を整えました。育児による時間短縮勤務も4歳までで多くの社員が利用しています。

  • 社員の声などにより採用された制度などはありますか?

    2018年には、有給休暇取得促進のために勤怠管理をPCで行う事になりました。このことにより出社や退社の管理がしやすくなり、時間有休が可能に。有給休暇の申請もパソコンやタイムレコーダーで行えるため、取得もしやすく、持病での通院や勉強会などにも無理なく通うことができるようになりました。
    また、一部の部署にはフレックス勤務制度を導入。10時から15時をコアタイムとしました。やりとりをする広告代理店の活動する時間帯は朝遅く、夜も遅いため、ゆっくり出社することも可能。長時間勤務の抑制につながり、社員の負担を減らすことができました。

  • みなさんはどのような雇用形態で働いているのでしょうか?

    当社では、正社員と地域限定社員、パートなどの準社員が活躍しています。正社員には営業、研究職、生産職、事務職といった仕事があり、職種によっては転勤することもあります。地域限定社員は各地域で採用された社員で、きのこのパッキングや施設の清掃などを行い、転勤することはありません。いずれも無期雇用で、地域限定社員は上司の推薦により正社員になることも可能です。

  • 今後はどのようなことに取り組んでいこうと考えていますか?

    当社は、これまでのさまざまな取り組みにより、就職者が増え、職場の雰囲気も良くなり、社員がしっかりと定着する環境づくりに注力しています。当社の社員は比較的年齢が低く、比較的若い人が多いのが特長ですが、定年は62歳までとなっており、幅広い年齢層の社員が働いています。今後は、人手不足の部分はAIやRPAなどを積極的に取り入れ、生産部門はロボ化、IoT導入を進めて、社員全員が長くやりがいをもって無理なく働けるような環境をつくっていきたいと思います。