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多様な働き方制度導入企業インタビュー

多様な働き方制度導入企業インタビュー

成長フェーズに合わせて進める、多様な働き方へのアップデート
ケラッタ株式会社
ベビー・キッズ・マタニティ用品および、介護用品を扱うケラッタ株式会社。オンライン販売を主軸としながら、実店舗での取り扱いや中国・韓国・アメリカへの海外展開も進めています。管理部部長の持田詩乃さんにお話を伺いました。

  • 事業成長に伴うDX化と、働き方改革の両立

    当社は2016(平成28)年創業です。創業当初は少人数で、横を向けば誰とでもすぐに話せる環境があり、資料も紙ベースで十分に回っていました。しかし、2022年に共創型M&Aによるブランド事業を展開するMOON-X株式会社の傘下に入ったことを機に事業成長が加速し、スタッフの数も急速に増えていきました。
    事業のフェーズが変わると、オペレーションを見直さなければ会社そのものが回らなくなります。とはいえ、効率化や生産性向上だけを掲げても、働く人のマインドが伴わなければ、うまくいかないとも感じていました。

    親会社の「共創型M&A」というスタンスは、一方的に仕組みを押し付けるのではなく、私たちの考えや文化を尊重し、ワンチームとなって会社の更なる飛躍と、継続的な成長を目指すというアプローチです。だからこそ、「どんな制度があれば、社員一人ひとりが力を発揮できるのか」を、改めて自分たちで考える必要がありました。
    当社はベビー・マタニティ用品を主軸とした事業を展開していることもあり、創業当初からママ・パパとして働く社員が多いのが特徴です。一方で、子育て世代だけに配慮した制度設計にすると、別の誰かに負担が偏ってしまう可能性もあります。誰かのための制度が、誰かの我慢の上に成り立つ状態にはしたくありませんでした。働く時間や場所の柔軟さ、業務の進め方の見直し、コミュニケーションの取り方など、全員が働きやすく、そして働き甲斐がある環境を整えていくために、試行錯誤をしてきました。

    管理部部長の持田詩乃さん
  • 3つの柱が支える、ケラッタらしい会社づくり

    当社の取り組みには、大きく3つの柱があります。
    1つ目は、「多様性を力に変える基盤」づくりです。リモート勤務制度やフレックスタイム制、時間単位年次有給休暇の導入により、社員一人ひとりに裁量のある柔軟な働き方ができるようになりました。その結果、仕事と家庭、プライベートのメリハリをつけるとともに、「限られた時間のなかで最大限のパフォーマンスを発揮するにはどうすればよいか」という考えのもと、デジタルツールを活用した情報の一元化、意思決定プロセスの明確化、コミュニケーション強化を実現することでその意識変容が大きく進みました。これが、多様な働き方と高い生産性の両立を支える、企業文化の基盤となっています。

    2つ目は、「個々の生産性を高めるための投資」です。生産性向上には、数値を伴った目標管理が欠かせません。また、業務に直結するスキルやノウハウを共有するため、社内勉強会「ケラッタカレッジ」も定期的に開催しています。社員一人ひとりが自主的に学び、成長できる環境を整えることが、結果として会社全体の生産性向上につながっていると感じています。

    そして3つ目は、「心理的安全性と家族の理解」です。役職に関係なくニックネームで呼び合う文化を取り入れ、「ちょっと質問しづらいな…」という壁をなくし、リスペクトと親しみを込めた声かけから始まる“相談しやすい環境”を意識しています。互いに意見を言い合いながらものづくりを行うための壁にならないよう、話しやすい雰囲気の醸成に努めています。また、年に1度「ファミリーデー」を開催し、社員の家族を招いて食事や交流の場を設けています。子どもたちにとっては、親が働く姿を見る良い機会になり、社員にとっても「自分の仕事を家族に知ってもらえる」ことが大きなモチベーションになっています。
    多様な働き方と生産性の向上を両立させるためには、この3つの柱すべてが欠かせません。相互にシナジーが生まれることで、取組の効果が加速していると感じています。生産性を高めることは、お客様への提供価値の向上にもつながります。これからも3つの柱を土台に、成長を続けていきたいと考えています。

    「ファミリーデー」の様子
記事公開日:2026.03.05
インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。