仕事と家庭の両立など社員を応援する長野県の企業を紹介

有限会社フジモリ薬局

介護離職を回避するために制度を導入

年代に合わせた柔軟な対応

 茅野市、原村、岡谷市で薬局を展開する有限会社フジモリ薬局。社員の半数は40代・50代で、家族の介護を理由に、今までのようにフルタイムで働くことが困難になる社員が出てくるのではないかと危惧している。
 「日ごろから介護に携わるお客様を目の当たりに接していることもあり、その大変さは重々承知をしている。介護の始まりは、精神的にも経済的にもそれまでの生活とは大きく異なり、大変だと認識している」と藤森社長(写真右)は言う。

介護離職を回避

fujimori 家族の介護をしなければならない状況でも、社員がいきいきと働き続けられる環境を提供したいと強く思い、介護離職を回避するための手段の一つとして、短時間正社員制度の導入を決めた。
 育児介護休業法で定められている介護のための短時間勤務は最長で93日、要介護者の今後の方向性を決めるための日数と言われている。これから、日本は疑う余地もなく、大介護時代に突入するが、その状況に対応するための制度が整っていない会社がほとんどだ。
 最近「介護離職」という言葉が新聞で取り上げられている。介護離職は今までもあったが、社会問題になり始めたのは、40代、50代の男性の介護離職が増えてから問題として取り上げられている。今まで問題にならなかったのは、介護離職者が非正規で働く女性だったからだろう。しかし、非婚率やフルタイムで働く女性の増加により、今や介護は女性の役割と簡単に済む話ではなくなっている。さらに同社の場合は、薬剤師など、一般的に採用の難しい有資格者の離職が大きな痛手となる。
 介護は他のライフイベントと決定的に違うことがある。それは出産や育児と違い、何の前触れもなく突然やって来ることだ。この時に、会社側が「対象者が出たら対応する」では、対応が後手後手になり、会社側の対応に全社員が不審を抱くことになるかもしれない。後任が必要となった場合も簡単には人が採用できない時代に突入しているため、なおさら介護離職を回避するための制度設計や、組織内での周知が必要となっている。
 藤森社長には、現在も出産や子育てには柔軟に対応しているが、既存社員とこれからの人材獲得を考えた時に、会社の思いと働きやすい職場の実現のための取り組みを伝える時期に来ているという思いがあった。「すべての社員と信頼関係を築き、永く働きたいと思ってもらえる会社にしたい」と話す。

社名 有限会社フジモリ薬局
事業内容 小売業
住所 長野県茅野市宮川4532

お気軽にお問い合わせください TEL 026-235-7118 長野県 産業労働部 労働雇用課受付時間 8:30 - 17:15 [ 土・日・祝日除く ]

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