仕事と家庭の両立など社員を応援する長野県の企業を紹介

マルイ産業株式会社

定年への対応と次世代育成につなげる

 長野県小諸市、浅間山の麓で動物の飼料を製造しているマルイ産業株式会社。総務の担当者である伊藤さんは当時、製造部門から総務に異動になった。総務全般を自分なりに勉強し、様々な改善すべき点を見つけていた。変更する度に付け足され、読みにくい就業規則もその中の一つだった。担当者の自分でさえ理解しにくいと感じる文章は、社員には更に分かりにくいものに違いないと思い、改善したいと考えていた。

就業規則の改訂も同時に

maruisangyou そのような矢先、長野県の推進員から短時間正社員制度の説明を聞いて、まず導入することを決め、それに合わせて就業規則の整備に取り組むことにした。就業規則のサンプルを参照し、現在の就業規則と現状を照合し、時代背景を加味しながら組み立て、社会保険労務士への相談も行い、時間をかけて改善策の骨組みを考えていった。その後、社会保険労務士に具体的作業を依頼し、短時間正社員制度を含め、満足できる就業規則ができあがった。

継続雇用者に大きな効果

 同社が製造販売している「動物の飼料」という製品は、特性上匂いがきついので、製造工程では冬でも窓を開放しての作業になる。三Kといわれても仕方のないくらいの労働環境。これでは若年層の採用は難しいと考え、長い間、比較的年齢の高い方の中途採用が中心であった。
 このため、恒常的に平均年齢は高く、定年に達する人が多くなっている。もちろん継続雇用を行っており、延長後は年金受給額を加味した賃金体系を制度化していた。しかし、労働時間は定年前と変わらずフルタイムのままで賃金が減少するため、結果として給料が下がるという印象が強くなってしまい、不満の原因になるのではないかと不安だった。
 そこで、不安を解消するために同制度を活用した結果、定年前と変わらない待遇を実現し、社員にも納得できる形となった。作業工程を考え、忙しい時間帯を考慮して人員を配置するなどの工夫をすることで、生産性は変わらず効果を上げることができ、結果として人員を減らすことができた。
 今後の経営を考えると、若年層も増員していくべきとの結論となり、ここ数年若年層を採用している。この若い社員たちが仕事を覚えるために、ベテランの年長者と組む人員配置にしている。以前は一つの工程を専門的に担当するシステムだったが、若年層を採用するようになった今は、作業の進み具合によって補助に入るなどの工夫をして改善を図ることができた。また、休むと迷惑をかけてしまうという心配がなく休みが取れるようになって、有給休暇の取得率の向上にも結びついた。

社名 マルイ産業株式会社
事業内容 製造・卸売業
住所 長野県小諸市大字和田483ー5

お気軽にお問い合わせください TEL 026-235-7118 長野県 産業労働部 労働雇用課受付時間 8:30 - 17:15 [ 土・日・祝日除く ]

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